◇初回感想
シンプルに感想を言うとすると、面白いです。
個人的にはすっごく面白い!
そもそも、実は…新作だし発売楽しみだな~とは思いつつも、雰囲気的に「まぁ…楽しみかな、面白いと良いな」くらいなもんで、通常版予約してたくせにギリギリまで悩んでいた気持ちがあった事を土下座して謝りたい位い面白い。
「幻奏喫茶アンシャンテ」とか言って、人外のお客様たちとのドタバタ喫茶開店物語かと思ってますよね?
私もそう思ってた。
確かにドタバタ喫茶開店物語の部分もある。
あるけど、"ちょっと賑やかで誰も見た事のない物語"なんてもんじゃない物語が、この中では繰り広げられています。
極力、この"そうゆう物語だったんか~い!"みたいな気持ちを、これからプレイする人にも感じてもらいたいので、なるべく色々触れずに伝えたいんですよね。
かと言って色々割愛して伝えようと思うと、「面白い」としか言えなくなる(笑)
公式でのあらすじにも書いてあるように、主人公の琴音は祖父が開いていた喫茶店"アンシャンテ"を継ぐ形になる所から始まるんだけど、主人公が凄く何と言うか…等身大の女子って感じなんです。
凄く普通っぽいってゆうか…、可愛い子だし頑張り屋さんなんですよ!
だけどそんな彼女が社会人になり、既にとある会社で働いているんだけど、そこで結構苦労している子と言えばいぃのかな。
でも、そこに対して強く出る事も出来ずに、日々を楽しむというより毎日を流れるように過ごしている子というか(笑)
なんか現代社会に普通にいそうな感じもするが、苦労しているな…って感じもする。
そんな彼女が祖父が亡くなった際に祖父から送られてきた一通の手紙をきっかけに、小さい頃に預けられていた事のあるアンシャンテに出向きます。
そこで琴音は、喫茶店のお客様である人外である彼らと出会うのです!
魔王に首のない騎士に堕天使、様々な人外のお客様と出会いますが、最初はなかなか受け入れられず怪しんでいるんですよね~(笑)
わりとこうゆう作品だとすなり受け入れてたりする事もあるけど、序盤は怪しみそして現実とは思えていない部分もあります。
かと言って、彼女の順応性の高さはピカイチだと思うけど(笑)
彼らの祖父に対する気持ちや、アンシャンテを想う気持ち、そして人となり?を見ていく中で彼らへの見方が変化していく。
それと共に、職場を辞めたいと思いながらもなかなかやめられずにいた自分と向き合い、アンシャンテを継ぐかどうするか決める…という所から始まります。
このアンシャンテを継ぐかどうか決めていくという部分だけでも、琴音の変化が見れるし人外のお客さまである彼らと、ちょこっと距離を縮める部分でもあるんですよね。
彼らの事や彼らの気持ちを知っていく事で、見方が変化していくという感じで言えば良いかな。
だからこそ…というか、共通がなかなかのボリュームです。
プロローグがあって、そこから共通ルートに突入するんですが、共通部分だけでも1章~8章まであります。
この共通部分では、琴音がアンシャンテに行きそこを継ぐかどうするか決めるまでや、継ぐと決意してからの開店に向けてと、人外彼らとのドタバタな日々…。
ここでほんの少し皆との距離が縮まり、マスターになるまでの決意が描かれていて、開店してからは本格的に琴音と皆との信頼関係が築かれる出来事が、それぞれと描かれている形になります。
各キャラはそれぞれ別の世界の人外なのと、凛堂さんというキャラクターは人外を取り締まるというか、人外である彼らを監視する立場だったりするのでそういった立ち位置なんかも、共通ルートでは分かるかなと思います。
あと、個別を既にプレイしているので言える事は、この共通ルートでもそれぞれの個別に起こる出来事の鍵となる部分が、普通の日常として描かれています。
いざ個別に入って相手キャラの事を深く知っていくと、「アレはそうゆう事だったのか……」ってなる部分が結構ある。
で、全体の物語を表現するとするならば、人外×人間の種族違いの恋ってだけじゃ収まらない大変凝縮されたドラマが描かれているかな。
人間界とは全く違う、それぞれの世界の光と闇みたいなものが見えてきて、そこに関わる彼らの出来事が描かれている…、みたいな…。
世界の事だけでなく、深く関わってくるのが攻略する相手キャラになるんだけど、そこに琴音も関わってくるという部分もあるのですよね。
うーん、なんかうまく伝えられないけど、とにかく序盤ののほほんとした雰囲気と、個別に向かってシリアスになっていくギャップが面白いです。
物語に起伏がありまくるので、中盤辺りからどんどんのめり込んでいく感じかな。
最初は平和…。
開店するかどうするかとか、皆との過ごす時間を経て信頼関係を築いていく部分は、賑やかで楽しい日々って感じなんですよね。
メインキャラ達である人外のお客さまだけでなく、その他の人外キャラも出てくるし、共通部分では琴音がマスターであるアンシャンテが出来上がっていく様子が描かれているって感じかな。
この出来上がっていくというのは、外見とか喫茶店としてという意味だけではなくて、マスターが琴音になった"アンシャンテ"が皆との繋がりを新たに作って行くみたいな意味です。
やっとこさ共通を8章まで終えると、個別のルートに突入していくんだけども、こっちは1章~最終章である4章までで、数字で見ると短いと思うけど…。
内容はめっちゃ濃い内容、そしてボリュームも結構あるので隅々まで楽しめると思います。
公式で明確な攻略順ってのはお勧めされてないけど、前半・後半・最後ってな感じでお勧めされている攻略順がありました。
前半組/イグニス・カヌス、後半組/凛堂・イル、最後/ミシェル
ってな感じでお勧めされていますが、私はトップバッターにイルを選ぶという暴挙に出ましたが、初っ端から大号泣する羽目になりました。
イルルートのテーマにもなっているモノを考えると、多分後ろに回した方が物語全体のテーマに通じる所もあるんじゃないかな~と思う(笑)
個人的にはイルを初回にした事で、完全に掴まれたのでその後を期待して楽しめた要因にもなったかな~と思う。
けど、普通にワクワク始める人は、イルは後半に回した方が良いと思います(笑)
イルに限らず、それぞれの個別では乙女ゲーム云々関係なくなるくらい、先が気になる展開が次から次へと起こる…。
キャラによっては「まさかこんな展開が待ち受けているとは」という気持ちになる所もあります。
共通での穏やかだけど賑やかな日々と、個別で起こるシリアスで危機感のある日々、この2つの差が激しいので面白いと思う気持ちも、後半に行けばいくほど膨れ上がると思う。
恋愛部分は、人と種族の異なる人外が初めての気持ちを知っていく形になるんだけど、恋から始まりもっと深い愛に変化していくという感じかなと思います。
アンシャンテという共通の場所を通じて、お互いに信頼関係を築いているという土台があるので…。
多分気持ちが芽生える手前くらいまでは、普通の人と人で描かれる好意の寄せ方や、気持ちの動き方と同じ感じ。
だけど、個別の物語を進めていく中で、彼らに起こる出来事や葛藤を見ていく傍で琴音は気持ちを形にしていくし、相手キャラも同様にその出来事を通じて、琴音への気持ちを形にし自覚していく…って感じなんですよ。
なので、既に1人の人として好意を寄せている所や、ちょっと意識している…かな?って所から、個別の物語を通して形にして、想いを深くしていくみたいな感じかな~…。
ただ、そこから一歩踏み込もうとしたときに、障害になってくるのが人外ならではというか…。
そういった部分があるのと、それぞれに抱えているものがあったり、人である琴音には関わらせたくないという葛藤があったり…。
こんな初回感想では語れない"何か"が各ルートには隠されています。
この辺は是非とも、プレイして知って欲しいなと思う。
皆、人じゃないし種族は違うけど、琴音のアレによって心が救われていく…。
これがイルのルートのテーマでもあり、彼ら皆との物語に共通していると今の所私は思っているので、是非ともイルは最後の方に回してくれ~!笑
キャラクターに関しても、皆さんとっても個性的なんだけども…その個性的な部分も( ゚д゚)ハッ!となる部分だったりするし、設定に無駄がないというか…。
"これはこうゆう理由でこの設定にした"という感じと言えば良いかな(笑)
意味のない設定ではないんだというか…。
うまく言えないけど、もとからどの作品も意味のない設定なんて無いんだろうけど、"そうゆうもの"として受け入れるものじゃないというか。
多分、プレイしたらこの意味を分かってもらえると思うんですけど、そういった部分も考えられている作品かなと思います。
あとどのゲームでも、BGMの使い方が絶妙だとは思うんだけど、アンシャンテのBGMが…余計感動させてくるし余計悲しくさせるし、余計楽しくしてくる感じがする。
今までもそういったゲームはあったと思うし、それぞれ好みの問題なのかも知れないんですけど…。
「う…( ;∀;)」ってなった時に流れる曲が、余計涙腺崩壊を促してくるんですよね(笑)
だけどスタート画面で流れているのは、シャレオツな喫茶店で流れてそうな曲だったりするし。
スチルも綺麗!
楽しい場面や愉快な場面、それだけじゃないスチルもあったりするんだけど、全面にスチルが出てくるのとか圧巻ですね。
1つ気になるのは、イルが乙女ゲーの話しをする時に泣く場面の涙がギャグだな…って思ってたんだけど、主人公が泣いてる所も涙の量が気になる(笑)
何か、しくしく泣く量じゃないので、目がいってしまうんですよねw
「泣いてる!」って感じがするんだけど、これをスチルで見るとその人の気持ちがより伝わってくる部分でもあるのかなと思った。
立ち絵とか主人公のウィンドウだと面白く思えてしまうんですけどね(笑)
ってな感じで、多くを語りたくない気持ちもあるけど、もっともっと話したい気持ちもあって(・・;)
どうやって伝えたら面白かったというのが伝わるかな~と考えたけど、初回感想なので抑え気味に思いの丈を書き殴りました(笑)
内容的にはファンタジーではあると思うけど、日常にありそうな部分も織り込む事で、感情移入もしやすい形になっている感じがします。
どのルートも琴音の懐の深さや、芯の強さがカッコイイな!と思う部分もあるんだけど、それは元からそうじゃないと言いますか。
人間らしい感情というか、どこの場面のどの感情かは言えないけど…。
なんでもかんでも受け止める桁違いの強さや、海の様な心の広さや懐の深さが最初からあるのではなくて、人として当たり前の気持ちを感じたりしながら、琴音自身も乗り越えていく部分があります。
琴音も相手も葛藤したり色々と乗り越えながらEDに向かうので、こっちも泣いたりションボリしたり忙しくなるのかな~と思いました(笑)
それと、1つのルートを終える度に…プロローグが解放されていきます。
最初はプロローグ1だったとしたら、次は2、次は3って感じで新たなプロローグが解放されていく仕組みになっているので……。
この物語には何かが隠されているんだ…きっと!!!!
あんまり話すと長くなる一方なので、この辺にしておきますが(;'∀')
楽しんでプレイしておりますよ、という一言に尽きます!
ラストキャラに向かってどんな展開になっていくのか、今から楽しみです(≧▽≦)
という事で、幻奏喫茶アンシャンテの初回感想は、ここまでとなります!
これから続きをプレイしてこようと思いますが、とりあえずイグニスのBAD取りに行かないと…。
どうやらBADは見ても見なくてもスチルには関係ないっぽいんだけど、BADもなかなか考えられている終わり方なんですよね~。
どっちにとってのBAD EDなのか?という部分でも面白いので、やっぱり頑張って見たい!
なので頑張って取ってこようと思います…。
ではでは、ゲーム進めたいので次はいつになるか分からないけど、個別感想喋りに来まーす。
本日も、最後までお付き合い下さいまして、ありがとうございました(^O^)
冬物を全て実家に持って行っている為
夏物しかなく震えているりな子に…
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